難治性骨折に対する治療
難治性骨折の治療(各論) 下肢骨折 ステム再置換術後の人工股関節周囲骨折に対しダブルロッキングプレートを用いた骨接合術
辻 耕二
1
,
平川 和男
,
塚本 理一郎
,
齋藤 彰
,
高柳 聡
,
岩瀬 美保
1湘南鎌倉人工関節センター
キーワード:
同種移植
,
骨移植
,
内固定法
,
骨板
,
再手術
,
術後合併症
,
骨折治癒
,
治療成績
,
股関節置換術
,
骨折-補綴物周囲
Keyword:
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Postoperative Complications
,
Reoperation
,
Transplantation, Homologous
,
Bone Transplantation
,
Treatment Outcome
,
Fracture Healing
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Periprosthetic Fractures
pp.212-215
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2012339603
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人工股関節全置換術後にインプラント周囲骨折を生じ、人工股関節再置換術の際にロッキングプレートによる骨接合術を施行した4例(全例女、平均年齢69歳)について検討した。3例にロッキングプレートを2枚使用し、1例はロッキングプレート1枚とGTRプレートのスクリューホールを併用した。また、偽関節化していた2例に同種骨移植を併用した。全例外固定は使用せず、術翌日から下肢関節の可動域訓練と免荷での松葉杖歩行を開始した。術後半年時点で全例骨折部の転位なく骨癒合を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012