変形性関節症 最近の知識
運動療法による変形性関節症の予防 変形性膝関節症における経年的関節裂隙変化 運動療法継続患者での検討
黒澤 尚
1
,
池田 浩
,
高澤 祐治
,
川崎 隆之
,
石島 旨章
,
土肥 徳秀
1順天堂大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
運動療法
,
変形性膝関節症
Keyword:
Exercise Therapy
,
Radiography
,
Osteoarthritis, Knee
pp.170-174
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2008207277
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変形性膝関節症で36ヵ月以上運動療法ホームエクササイズを継続している患者145例145膝を対象に、経年的な関節裂隙(JSW)変化を検討した。その結果、初診時および追跡調査時のX線像がBuckland-Wrightらの測定基準に適格であったのは81膝(55.9%)で、最終的には56例(男1例、女55例、47~81歳)56膝の計測結果より検討した。経過観察期間は平均59.5ヵ月で、1年間あたりのJSW変化量は-1.0±2.0mmであった。
©Nankodo Co., Ltd., 2008