発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006184913
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1995~2004年に術前MRIを行った腕神経叢節前損傷79例の脊髄MRI所見をretrospectiveに検討した.15例(19%)で脊髄実質内に何らかの信号変化が認められた.信号変化は,実質部半側に広範にみられるタイプ(以下タイプI)と,前根起始部に限局してみられるタイプ(タイプII)があった.タイプIは12例で,うち6例がBrown-Sequard症候群を呈しており,4例は下肢反射が亢進していた.タイプIIは3例で,下肢神経の異常を呈したものはなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2006