発行日 2005年4月11日
Published Date 2005/4/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2005176248
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超音波を用いた関節軟骨定量評価法を紹介し,その有効性を検討した.動物モデル膝関節では,再生軟骨の肉眼的,超音波定量,病理組織,組織スコアのすべてにおいて,再生軟骨治療を行った再生軟骨群,コントロールの軟骨欠損(自然修復困難)群,自然修復(自然修復可能)群の3群は異なる所見を示した.ヒト生体軟骨でも,損傷部と非損傷部の時間幅,最大強度は異なっていた.本方法は関節鏡下に軟骨の定量評価が可能で,膝関節軟骨以外の手・足関節軟骨にも応用でき,軟骨再生治療のみならず,あらゆる関節疾患の病態や治療のエビデンスに重要な役割を果たすと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2005