発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2001223936
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人工股関節大腿骨側再置換術を施行し,術後5年以上経過した31関節(セメント群13関節,セメントレス群18関節)を対象に,ステム再置換術の大腿骨側のリモデリングと弛みについて,セメント使用の有無及びセメントレスステムについてはデザイン別に比較検討した.セメント群では,菲薄化した骨皮質の改善なく,6関節で弛みを認めた.セメントレス群では9関節に菲薄化した骨皮質の改善を認めた.再置換時に骨欠損が高度であったセメントレス群の2例で弛みを認めた.全範囲ポーラスコーティングステムを用いた4関節では.全例で骨欠損の修復が見られ,ステムは安定していたが,stress shieldingによると思われる大腿骨皮質の菲薄化が広範囲に見られた
©Nankodo Co., Ltd., 2001