発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2001223935
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セメントレスステムによる再置換を施行し,術後2年以上追跡調査可能であった39関節を対象に治療成績を検討した.長期間安定した再置換術の成績を得るためには,患者側の術前のbone stockの程度が重要な要素であった.再置換術のHAコーティングステム治療後の臨床成績は,JOAスコア平均80点と良好で,X線学的にも90%の症例で沈下は認められなかった.80歳以上の高齢者には遠位固定が可能なフルポーラスステムを使用することで,早期離床,早期荷重がはかれた.骨折を伴った非感染症の弛みや遠位骨髄腔が広い症例にはimpaction graftingやHuckstep型ステムの選択も有効な手段と考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001