発行日 2001年3月20日
Published Date 2001/3/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2001202508
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5名の家族に半構成インタビューを行ない,面接内容をグランドセオリーで分析した.癒しに結びつける要因には期待・希望の感情と絶望・悲しみの感情があった.これらの要因を引き出すことは,家族への感情面でのニーズを満たし,感情表出を通じて予期的悲嘆の援助につながった.面接後,告知に結び付いたケースもあり,深いコミュニケーションや関係性が,現状認識に混乱をきたしている状態から正しい現状認識や今後の展望といった秩序を引き出すことが明らかとなった
©Nankodo Co., Ltd., 2001