海外に行くと言われたら-渡航前後の医学的問題について 基礎疾患を有する人の渡航
糖尿病を有する人の渡航 SGLT2阻害薬と新しい持効型インスリン製剤への対応を含めて
内田 豊義
1
1順天堂大学 大学院医学研究科代謝内分泌内科学
キーワード:
サーカディアンリズム
,
血糖自己監視
,
脱水症
,
糖尿病
,
糖尿病食
,
Long-Acting Insulin
,
旅行医学
,
Biphasic Insulins
,
SGLT2 Inhibitors
,
シックデイ(糖尿病)
Keyword:
Circadian Rhythm
,
Diabetes Mellitus
,
Dehydration
,
Diet, Diabetic
,
Blood Glucose Self-Monitoring
,
Insulin, Long-Acting
,
Travel Medicine
,
Biphasic Insulins
pp.971-974
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017209342
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海外では生活習慣が大きく変化する.自己血糖測定導入は海外でのリスク管理に有用である.不規則な生活を考慮してインスリン治療を見直す.機内では過食・脱水に注意する(とくにSGLT2阻害薬内服患者).時差と体内時計と血糖日内変動の関係を理解し,対応に生かす.海外における緊急時(シックデイ)の対策を確認しておく.
©Nankodo Co., Ltd., 2017