最新版 糖尿病虎の巻-新時代の糖尿病診療を実践する
個でみる糖尿病 自己血糖測定を利用した糖尿病治療
南 昌江
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1南昌江内科クリニック
キーワード:
記録
,
血糖
,
血糖自己監視
,
時間
,
糖尿病
Keyword:
Blood Glucose
,
Diabetes Mellitus
,
Records as Topic
,
Time
,
Blood Glucose Self-Monitoring
pp.640-644
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011353497
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・自己血糖測定(SMBG)を糖尿病診療に役に立てるために、患者がSMBGの意義を理解するようにする。・SMBGは無駄に測るのではなく意味のある時間帯に測るように指導する。朝食前や夕食前または就寝前、食後2時間などから指導することが多いが、患者によって測るポイントを見極め必要な時間帯をアドバイスする。・SMBGを使用することで、インスリン使用者では、日々の生活の中でその結果(血糖値)がわかることで、インスリンや食事の調整が患者自身でできるようになると、患者が治療の主導権をもち、治療に前向きになる。・SMBGはインスリン・GLP-1不使用者の場合であっても(保険適用ではないが)、治療の効果判定に役立ち、患者の行動変容につながる。
©Nankodo Co., Ltd., 2011