キホンをシンプルに考える 体液・電解質・酸塩基平衡異常のとらえ方(第3回)
細胞外液量過剰時の診療 「Na」排泄障害の原因究明とその対処
安田 隆
1
1吉祥寺あさひ病院
キーワード:
Furosemide
,
Sodium
,
肝硬変
,
細胞外液
,
心不全
,
浮腫
,
体重増加
,
腎機能障害
Keyword:
Edema
,
Furosemide
,
Heart Failure
,
Liver Cirrhosis
,
Weight Gain
,
Extracellular Fluid
,
Renal Insufficiency
,
Sodium
pp.133-138
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016259158
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<Key Point>細胞外液量の過剰は腎からのNa排泄を上回るNa摂取により生じる.全身性もしくは両側性の浮腫は細胞外液量増加によることが多い.細胞外液量増加をきたしやすい疾患の代表は心不全,肝機能障害,腎機能障害,ネフローゼ症候群である.ループ利尿薬により早急に細胞外液量過剰を是正する際には多めの量で治療を開始する.
©Nankodo Co., Ltd., 2016