プライマリケア医もできる! 関節リウマチ診療 関節リウマチ治療各論 エビデンスも踏まえて
ステロイドは有効?
徳永 健一郎
1
,
萩野 昇
1帝京大学ちば総合医療センター 血液・リウマチ内科
キーワード:
Steroids
,
関節リウマチ
,
感染
,
関節内注射
,
糖尿病
,
投薬計画
,
抗リウマチ剤
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Drug Administration Schedule
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Diabetes Mellitus
,
Infection
,
Injections, Intra-Articular
,
Steroids
,
Antirheumatic Agents
,
Osteoporotic Fractures
pp.1143-1148
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016214743
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疾患活動性の高い関節リウマチ(RA)において疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)との併用で少量ステロイドを数ヵ月使用することは,早期の症状緩和や長期的な関節破壊抑制につながる可能性がある.少量ステロイドであっても,とくに長期投与で副作用が問題になることがあるため,可能ならば中止することが重要である.罹患関節へのステロイド関節注射が有用である.副作用には骨粗鬆症,易感染性,糖尿病などがあり,とくに長期継続投与で問題となる.副作用のモニタリングや予防を適切に行うことが大切である.
©Nankodo Co., Ltd., 2016