ここまで進んだ! びまん性肺疾患の診断と治療 びまん性肺疾患の分類と診断
病理診断の現状と問題点 IPF/UIP,NSIPを中心に
寺崎 泰弘
1
,
國保 成暁
,
寺崎 美佳
,
功刀 しのぶ
1日本医科大学 大学院解析人体病理学
キーワード:
診療ガイドライン
,
肺炎-間質性
,
肺線維症-特発性
Keyword:
Practice Guidelines as Topic
,
Lung Diseases, Interstitial
,
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
pp.205-209
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016110035
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びまん性肺疾患のなかでも,とくに特発性間質性肺炎の病理診断には国際共同分類ガイドラインが大きく関わり,それらの変遷も含めて把握・考察することが重要である.2013年の改訂国際集学的分類の慢性間質性肺炎における画像と病理の記載所見の組み合わせ分類には,問題点(課題)が残されている.分類不能型間質性肺炎とdisease behaviorに応じた臨床分類は,2013年の改訂国際集学的分類の特徴であるが,今後はマーカー分子などを含めた病理学的検索も必要になる.
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