目指せ!肥満症のトータルケア-減量に苦戦する患者について考える 肥満の治療
薬物療法
羽田 裕亮
1
,
山内 敏正
,
門脇 孝
1東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科
キーワード:
Mazindol
,
うつ病
,
下痢
,
肺高血圧症
,
抗肥満剤
,
物質関連障害
,
Topiramate
,
脂肪便
,
肥満症
,
Cetilistat
,
Lorcaserin
,
Naltrexone-Bupropion
Keyword:
Depressive Disorder
,
Diarrhea
,
Hypertension, Pulmonary
,
Mazindol
,
Obesity, Morbid
,
Anti-Obesity Agents
,
Substance-Related Disorders
,
Steatorrhea
,
Bupropion Hydrochloride, Naltrexone Hydrochoride Drug Combination
,
Topiramate
,
Lorcaserin
,
Cetilistat
pp.83-86
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016089669
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肥満症治療薬は,肥満症患者に対し,食事療法や運動療法の後に使用が検討される薬剤となる.これまで多くの肥満症治療薬が開発されたが,さまざまな副作用があり,開発中止・販売中止にいたっている.実際に肥満症治療薬として現在本邦で採用されているのはmazindolであるが,副作用の面から使用がかなり制限されている.また,脂肪吸収抑制薬のcetilistatはある程度の減量効果が認められているが,消化器症状が比較的多く認められ,まだ保険収載されていない.ほかにもlorcaserinやtopiramateなど開発されている薬剤があるが,本邦では製造承認にいたっていない.
©Nankodo Co., Ltd., 2016