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Internal Medicine Volume 116, Issue 5 （November 2015）

臨床雑誌内科 116巻5号（2015年11月発行）

すべての内科医のためのHIV感染症-長期管理の時代に HIVとAIDSの基礎知識

今日の抗HIV療法(ART) 横幕能行 ¹ ¹国立病院機構名古屋医療センターエイズ治療開発センターキーワード： HIV Infection , Protease Inhibitors , 専門職間人間関係 , 薬物相互作用 , 薬物動態学 , HIV Integrase Inhibitors , 抗HIV剤 , 感染症伝播 , 薬力学 , ウイルス薬剤耐性 , 患者アドヒアランス , 早期医療介入 , Abacavir-Lamivudine , Emtricitabine-Tenofovir Keyword: Emtricitabine, Tenofovir Disoproxil Fumarate Drug Combination , Drug Interactions , Interprofessional Relations , Pharmacokinetics , Protease Inhibitors , HIV Infections , Anti-HIV Agents , HIV Integrase Inhibitors , Disease Transmission, Infectious , Drug Resistance, Viral , Medication Adherence , Early Medical Intervention , Abacavir, Lamivudine Drug Combination pp.759-763

発行日 2015年11月1日 Published Date 2015/11/1

DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016024544

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文献概要
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優れたHIV複製抑制効果を有し,耐性が獲得されにくい抗HIV薬の開発,副作用軽減やsingle tablet regimenを可能とする合剤化など,安全かつ確実な多剤併用療法の継続を容易にする数々の改善により,HIV感染者の予後は劇的に改善された.また,他者への感染伝播制御の観点からも早期発見と早期治療導入,および確実な治療継続が重要とされている.今後,HIV感染者の予後改善により治療の長期化と高齢化も進むことが予想され,経口薬以外の多様な剤型開発や新たな治療薬の組合せの検討が重要となる.一方,より多くのHIV感染者で確実な治療効果を継続して得るには,多職種が連携して治療にあたることが重要となる.