糖尿病治療のパラダイムシフト 血糖管理に関する新たな展開
ビグアナイド薬
太田 明雄
1
,
田中 逸
1聖マリアンナ医科大学 代謝内分泌内科
キーワード:
アシドーシス-乳酸
,
Biguanides
,
糖新生
,
Metformin
,
インスリン抵抗性
,
糖尿病
,
投薬計画
,
治療成績
,
医薬品適正使用
,
禁忌(治療)
,
チェックリスト
Keyword:
Acidosis, Lactic
,
Biguanides
,
Diabetes Mellitus
,
Drug Administration Schedule
,
Gluconeogenesis
,
Insulin Resistance
,
Metformin
,
Treatment Outcome
,
Checklist
pp.29-32
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014057532
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日本でもビグアナイド薬(BG薬)の維持量が1日750~1,500mg,最高投与量は1日2,250mgまで投与可能となり,改めて有用性が見直されている.BG薬による血糖低下はAMP活性化キナーゼを介した肝臓での糖新生抑制とインスリン抵抗性改善が主な作用と考えられているが,最近ではグルカゴンシグナルの抑制や血中GLP-1増加などによる血糖改善効果も有することが明らかにされている.
©Nankodo Co., Ltd., 2014