到来 二人に一人脳卒中時代
発展する血管内治療 急性期脳梗塞に対する血栓回収療法
植田 敏浩
1
1聖マリアンナ医科大学附属東横病院 脳卒中センター脳卒中科
キーワード:
内頸動脈
,
脳梗塞
,
頸動脈狭窄
,
治療成績
,
中大脳動脈梗塞
,
機械的血栓除去
,
血管内治療
Keyword:
Carotid Artery, Internal
,
Carotid Stenosis
,
Treatment Outcome
,
Infarction, Middle Cerebral Artery
,
Brain Infarction
,
Endovascular Procedures
,
Mechanical Thrombolysis
pp.819-824
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013173251
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急性期脳梗塞に対する血栓回収デバイスは,2010年にMerci retrieverが,2011年にPenumbra systemが認可された.本器材は,t-PA静注療法にて効果が得られなかった場合,あるいはt-PAの禁忌例において,発症8時間以内であれば適応となる.血栓回収療法によって再開通率の向上を認め,転帰の改善が期待されている.適応の決定にはMRIやCTによる厳密な評価が必須である.次世代のデバイスとしてすでに欧米ではステントタイプのデバイスが主流となっている.
©Nankodo Co., Ltd., 2013