震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《急性期に対応を要する病態》津波災害に関連した呼吸器疾患
矢内 勝
1
1石巻赤十字病院 呼吸器内科
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
診療圏
,
日常生活活動
,
入院
,
肺炎
,
結核-肺
,
災害医学
,
津波
,
石巻市
,
女川町
,
東松島市
Keyword:
Activities of Daily Living
,
Catchment Area (Health)
,
Hospitalization
,
Influenza, Human
,
Pneumonia
,
Tuberculosis, Pulmonary
,
Disaster Medicine
,
Tsunamis
pp.957-960
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059498
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<ポイント>・大規模震災時には呼吸器疾患の患者が増加する。・避難所での集団生活やライフラインの破壊による衛生環境の悪化に伴い、呼吸器感染症の発生リスクが増大する。・津波による海水・土壌中の微生物の呼吸器感染症の発生が危惧されたが、まれであった。・通常の抗菌治療に加え、公衆衛生、感染対策の平時からの啓発、普及が重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012