リンパ腫診療の基本-最良の治療を選ぶための基礎知識
日本から発信されたリンパ腫治療のエビデンス
塚崎 邦弘
1
1長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科原研内科(血液内科)
キーワード:
白血病リンパ腫-成人T細胞性
,
リンパ腫
,
リンパ腫-濾胞性
,
リンパ腫-びまん性大細胞型B細胞性
,
EBM
,
リンパ腫-節外性NK-T細胞性
Keyword:
Lymphoma, Follicular
,
Lymphoma
,
Leukemia-Lymphoma, Adult T-Cell
,
Lymphoma, Large B-Cell, Diffuse
,
Evidence-Based Medicine
,
Lymphoma, Extranodal NK-T-Cell
pp.170-177
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012299733
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・JCOGリンパ腫グループ(JCOG-LSG)による1970年代からの継続的な臨床試験は、日本におけるアグレッシブ非Hodgkinリンパ腫、Hodgkinリンパ腫、成人T細胞白血病・リンパ腫などのリンパ系腫瘍の臨床病理学的特徴の解明とその標準治療の開発に寄与してきた。・2000年以降は、WHO分類の大改訂によってNK/T細胞リンパ腫や低悪性度Bリンパ腫に対する臨床試験を行い、その結果は標準治療の確立に寄与することが国際的にも評価されてきた。・現在は5つの試験を登録中であり、これまでの試験結果の長期フォロー解析と併合解析も行っている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012