不整脈の治療は新時代に-一般臨床医が主役の新しい心房細動診療
《心室頻脈の最新治療》 心室頻拍アブレーション 心外膜アプローチと開胸手術
副島 京子
1
1杏林大学 医学部第二内科
キーワード:
横隔神経
,
開胸術
,
術後合併症
,
心膜
,
心膜炎
,
頻拍-心室性
,
癒着
,
カテーテル切除術
,
心膜出血
Keyword:
Tissue Adhesions
,
Pericardial Effusion
,
Pericarditis
,
Pericardium
,
Postoperative Complications
,
Phrenic Nerve
,
Thoracotomy
,
Tachycardia, Ventricular
,
Catheter Ablation
pp.78-81
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012118551
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・非虚血性心筋症に合併する心室頻拍では心外膜、あるいは心筋内深くに回路が存在していることがあるため、心内膜からのカテーテルアブレーションに加えて心外膜からの治療が必要になる場合がある。・経皮的心外膜アプローチは硬膜外麻酔針を用いた方法であり、比較的大きな合併症なく治療が可能であるが、注意すべき点、合併症などについては知っておく必要がある。・一方、不整脈の起源が冠動脈直下などに位置しており内科的に治療できない場合や心筋深部の回路で心内膜、心外膜からも到達しえない場合、開胸術による外科的治療やエタノールによるアブレーションなども考慮することがある。
©Nankodo Co., Ltd., 2012