変わりゆくパーキンソン病診療 早期診断から進行期患者の治療まで
パーキンソン病を治療する パーキンソン病の外科的治療 脳深部刺激術(DBS)
馬場 康彦
1
,
樋口 正晃
,
小野澤 里衣子
,
山田 達夫
1福岡大学 医学部神経内科
キーワード:
抗Parkinson病剤
,
術後管理
,
せん妄
,
淡蒼球
,
Parkinson病
,
治療成績
,
視床下核
,
脳深部刺激
Keyword:
Antiparkinson Agents
,
Delirium
,
Globus Pallidus
,
Parkinson Disease
,
Postoperative Care
,
Treatment Outcome
,
Subthalamic Nucleus
,
Deep Brain Stimulation
pp.843-848
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011189959
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●脳深部刺激術(DBS)は刺激電極を特定の脳深部灰白質に留置し、持続的かつ高頻度で電気刺激を行うパーキンソン病の外科的治療である。●両側視床下核(STN)-DBSは長期の薬物療法に伴う運動症状の日内変動を改善し、QOLの向上をもたらす。●STN-DBSによる運動症状の改善度は術前のlevodopaに対する反応性に規定される。●STN-DBS後も最善の運動機能を維持するためには刺激条件の調整と薬物の継続投与が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011