変わりゆくパーキンソン病診療 早期診断から進行期患者の治療まで
パーキンソン病治療の今 パーキンソン病治療ガイドライン2011を踏まえて
水野 美邦
1
1北里大学 医学部神経再生医療学講座
キーワード:
Levodopa
,
ジスキネジア-薬物誘発性
,
幻覚
,
衝動制御障害
,
Parkinson病
,
妄想
,
診療ガイドライン
,
Pisa症候群
,
Wearing-off現象
,
すくみ足歩行
,
体幹前屈症
Keyword:
Delusions
,
Dyskinesia, Drug-Induced
,
Hallucinations
,
Disruptive, Impulse Control, and Conduct Disorders
,
Levodopa
,
Parkinson Disease
,
Practice Guidelines as Topic
pp.767-772
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011189946
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・パーキンソン病の治療は、対症治療が主であるが、その上手な薬物使用により、かなり長期にわたり患者の状態をよく保つことが可能である。・このたび日本神経学会の『パーキンソン病治療ガイドライン』が改訂され、新しい抗パーキンソン病薬を加え、これまでの治療が見直された。・70歳以下で認知症がない場合、従来はドパミンアゴニストでの治療開始が推奨されていたが、さらに急速な症状の改善が望まれる場合は、L-dopaで治療を開始しても構わないことになった。・その他非運動症状に対しても認識が深まり、治療方針が述べられている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011