発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011135156
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55歳男性。患者はC型肝硬変に対しアミノ酸製剤による加療中であったが、発熱と汎血球減少が出現し、精査加療目的で入院となった。精査の結果、非代償期C型肝硬変に合併した急性前骨髄球性白血病と診断され、ATRA単独療法を開始したところ、治療開始30日目で血液学的完全寛解に到達し、治療開始44日目には分子遺伝学的完全寛解に至った。目下、発症から6ヵ月以上経過で完全寛解を維持している。
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