胆膵疾患診療の最前線 難治疾患のよりよいマネジメントのために
胆膵疾患のマネジメント-胆膵癌を見据えて 膵嚢胞性疾患
多田 稔
1
1東京大学 消化器内科
キーワード:
膵偽嚢胞
,
膵嚢胞
,
膵管内乳頭腫瘍
,
粘液性嚢胞腫瘍
Keyword:
Pancreatic Cyst
,
Pancreatic Pseudocyst
pp.458-461
発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011130053
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・膵嚢胞性腫瘍でもっとも頻度が高いのはIPMNであり、SCN、MCNはまれである。・腫瘍の悪性頻度の高いのはIPMN、MCNであり、IPMN・MCN国際診療ガイドラインの切除適応が目安となる。・IPMN、膵嚢胞ではその腫瘍・病変が良性であっても、別件にて通常の膵癌が発生することがあり、膵癌高危険群であることを念頭に経過を追う必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2011