虚血性心疾患の最近の話題 虚血を見逃さない臨床から分子生物学まで
二次予防における最新のエビデンス メタボリックシンドロームと虚血性心疾患
江口 麻里子
1
,
土橋 和文
1札幌医科大学 第二内科
キーワード:
危険因子
,
性因子
,
ライフスタイル
,
動脈硬化症-アテローム性
,
発生率
,
肥満
,
EBM
,
心筋虚血
,
リスク評価
,
メタボリックシンドローム
,
二次予防
,
腹腔内脂肪
,
腹囲
Keyword:
Life Style
,
Obesity
,
Risk Factors
,
Sex Factors
,
Incidence
,
Myocardial Ischemia
,
Evidence-Based Medicine
,
Risk Assessment
,
Metabolic Syndrome
,
Intra-Abdominal Fat
,
Atherosclerosis
,
Waist Circumference
,
Secondary Prevention
pp.482-486
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010305918
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メタボリックシンドロームは既知の高コレステロール血症とは別に、虚血性心疾患の発症リスクとして認知されている。わが国では男性の2人に1人、女性では5人に1人がメタボリックシンドローム、もしくは予備軍と考えられる。その危険度は当教室の研究結果によると男性では1.63倍、女性では3.28倍であった。虚血性心疾患の二次予防においては、メタボリックシンドロームの認識、管理に加えて、合併する動脈硬化性疾患の診断、治療が重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010