メタボリックシンドローム どう診断し、どう対処するか
メタボリックシンドロームの管理の実際 高脂血症
大須賀 淳一
1
1東京大学 糖尿病・代謝内科
キーワード:
Cholesterol
,
HDL Cholesterol
,
Triglycerides
,
運動療法
,
危険因子
,
脂質異常症
,
食事療法
,
ライフスタイル
,
動機付け
,
肥満
,
メタボリックシンドローム
Keyword:
Cholesterol
,
Exercise Therapy
,
Diet Therapy
,
Life Style
,
Cholesterol, HDL
,
Obesity
,
Motivation
,
Risk Factors
,
Triglycerides
,
Metabolic Syndrome
,
Dyslipidemias
pp.35-40
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007160114
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
メタボリックシンドロームは脂質代謝異常症を起こしやすい病態にあり、他の危険因子と相まって冠動脈疾患の危険度を増している。脂質代謝異常症治療の目標は、主として動脈硬化性疾患の予防であることを認識させ、血清脂質への注意を喚起し、長期にわたる治療への動機付けが重要である。薬物療法を盲信し、基本となるライフスタイルの改善をないがしろにしてはならない。薬物療法を行うにあたり、食事療法・運動療法および肥満の是正が不可欠である。目先の血清脂質の値だけにとらわれず、影に潜む病態の認識と根本的な治療がきわめて重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007