脳血管障害最前線 Time is brainの時代を迎えて
脳血管障害と地域医療 日本における教育・啓発活動
太田 晃一
1
,
篠原 幸人
1国家公務員共済組合連合会立川病院
キーワード:
医学教育
,
医学会
,
一次予防
,
健康増進
,
診断サービス
,
診療ガイドライン
,
地域保健医療サービス
,
脳卒中
,
医師会
,
生活習慣病
,
専門医制度
,
保健指導
Keyword:
Community Health Services
,
Diagnostic Services
,
Education, Medical
,
Health Promotion
,
Primary Prevention
,
Societies, Medical
,
Practice Guidelines as Topic
,
Stroke
pp.934-937
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008196539
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わが国における脳卒中の教育・啓発活動の課題の一つは、生活習慣病や脳卒中の一次予防に関するものであり、21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)、特定健診と特定保健指導、各地における市民講座、脳卒中週間の設定、などの活動があるが、不十分である。発症時の救急対応と急性期治療がもう一つの課題であり、日本脳卒中学会による専門医制度、「脳卒中治療ガイドライン2004」とその改訂、rt-PA(alteplase)静注療法適正使用講習会、日本脳卒中協会によるブレイン・アタック・キャンペーン、日本救急医学会・日本神経救急学会・日本臨床救急医学会による脳卒中初期診療コースと脳卒中病院前救護コース、などの活動がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2008