治療可能な病態COPD 診療の実際と展望
COPDの診断 質問票によるCOPDの診断
川山 智隆
1
1久留米大学 医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門
キーワード:
質問紙法
,
喀痰
,
感度と特異度
,
喫煙
,
胸部X線診断
,
鑑別診断
,
喘息
,
インターネット
,
基準値
,
重症度指標
,
肺疾患-慢性閉塞性
,
フローボリューム曲線
Keyword:
Asthma
,
Diagnosis, Differential
,
Surveys and Questionnaires
,
Sputum
,
Sensitivity and Specificity
,
Smoking
,
Reference Values
,
Severity of Illness Index
,
Radiography, Thoracic
,
Internet
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
pp.219-225
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008110795
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COPDの診断を補助するために二つの質問票が作成された。一つは、新たなCOPD患者を発見するためのCOPD診断質問票、もう一つは、COPDと喘息を鑑別するためのCOPD・喘息鑑別質問票である。これらの質問票は、世界一般医・家庭医学会(WONCA)からプライマリ・ケア医向けに創刊された『IPAG診断・治療ハンドブック』に掲載された。わが国においても、日本呼吸器学会のホームページから日本語版の両質問票がダウンロードできるようになった。これらの質問票は、非常に簡便で、安価で、有用性が高く、今後のCOPDの診療に貢献すると思われる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008