甲状腺疾患 診療スタンダードと新たなチャレンジ
甲状腺疾患の手術 低侵襲性手術
高見 博
1
,
池田 佳史
,
佐々木 裕三
,
宮部 理香
1帝京大学 医学部外科
キーワード:
甲状腺疾患
,
甲状腺切除
,
リンパ節郭清
,
最小侵襲手術
,
皮膚切開
Keyword:
Lymph Node Excision
,
Thyroid Diseases
,
Thyroidectomy
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
pp.858-860
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008056074
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低侵襲性手術には適応と限界があり、一般的に内科医は適応を大きくとっている傾向にある。前頸部の切開創が小さいのは大きな利点であるが、それによる手術合併症や、癌では根治性の低下などがある。また、低侵襲性といっても手術であるので、不必要な手術は避けたい。普通の患者、とくに中高齢者では、切開創の瘢痕は2年程度でみえにくくなる。癌では、一部の微小癌が適応となる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007