内科医のためのパーキンソン病診療
パーキンソン症候群の鑑別診断とその治療 正常圧水頭症
岩村 晃秀
1
,
西宮 仁
1国立精神・神経センター国府台病院 神経内科
キーワード:
MRI
,
鑑別診断
,
水頭症-正常圧
,
パーキンソニズム
,
すくみ足歩行
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hydrocephalus, Normal Pressure
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Parkinsonian Disorders
pp.862-864
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007169041
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高齢者の歩行障害にはさまざまな要因があるため、鑑別診断に苦慮することがしばしばある。パーキンソン病もしくはパーキンソン症候群にみる歩行障害、歩行不安定と、特発性正常圧水頭症にみるそれらは、その相違がたびたび議論となる。本稿では歩行障害からみる両者の鑑別点、また画像による補助診断などを、ガイドラインに沿って概要的に記述した。特発性正常圧水頭症では、外股歩行であることや、外的キューへの反応性は基本的にみられないことなどが特徴的である。
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