発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006320911
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血圧値分散の30~40%が,遺伝要因によって規定されている.水-Naイオン出納に関わる遺伝子の変異が,二次性高血圧の原因となりうる.ヒト本態性高血圧における個々の疾患感受性遺伝子の効果は,比較的マイルドである.高血圧ラットでみつかった遺伝子の異常が,ヒト高血圧の病因にも関与する可能性がある.降圧薬処方の個別化に,遺伝子情報を役立てようという試み(ファーマコゲノミクス)が進められている
©Nankodo Co., Ltd., 2006