発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006320901
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二次性高血圧の頻度は決して高くはないが,原疾患の正確な診断により根治を含めた治療法を検討しうる疾患である.昨今のスクリーニング検査法・画像診断の進歩に伴い,その診断精度も向上している.内分泌性高血圧では,手術適応・方針を決定するうえで,病変の局在診断および機能的診断が重要である.臨床症状や血液生化学的データに加え,CT・MRIによる解剖学的把握を行い,核医学検査または静脈血サンプリングなどの機能的評価を加えて方針を決定する.今後PETやMDCTの普及により,診断・治療方針の決定において新たな展開が期待される
©Nankodo Co., Ltd., 2006