発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006268927
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化学療法時に輸液が必要となる理由を考え,その病態に応じた輸液計画を立てる必要がある.腫瘍崩壊症候群(tumor lysis syndrome)を起こしやすい腫瘍に対しては,化学療法開始前から十分量の輸液とallopurinolの投与を行う.cisplatinによる腎障害を軽減させるためには,Clを多く含む輸液を行う必要がある.cyclophosphamide投与時には,出血性膀胱炎を予防するために,輸液量を多くする.methotrexate投与時には,輸液量を多くするとともに,尿のアルカリ化を心掛ける
©Nankodo Co., Ltd., 2006