発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006025284
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candesartanの酸化ストレスに及ぼす影響について尿中8-isoprostaneを指標として,3例の慢性腎疾患患者で検討した.candesartanを投与し,投与前,投与3ヵ月後に検査を行った.尿蛋白排泄量は尿中クレアチニシ排泄量で除した値を指標とした.また,酸化ストレスマーカーとして尿中8-isoprostaneを測定し,この推移を検討した.血圧および尿蛋白排泄量,血清クレアチニン値は,投与前後で明らかな変化はみられなかった.尿中8-isoprostaneは投与後,3例とも低下した.このほか,血清脂質濃度,血糖値をはじめとする血液生化学的検査は,投与前後でとくに変化は認めなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2005