創意と工夫
手指屈曲位固定による橈骨遠位端骨折術後に生じる手浮腫の予防効果
佐藤 光太朗
1
,
鈴木 善明
,
三又 義訓
,
古町 克郎
,
田島 克巳
,
西田 淳
,
土井田 稔
1岩手医科大学 整形外科
キーワード:
骨折固定法
,
骨板
,
手指
,
術後合併症
,
術後管理
,
浮腫
,
中手指節関節
,
橈骨骨折
,
準ランダム化比較試験
,
関節角度測定
Keyword:
Bone Plates
,
Edema
,
Fingers
,
Fracture Fixation
,
Metacarpophalangeal Joint
,
Postoperative Care
,
Postoperative Complications
,
Radius Fractures
,
Controlled Clinical Trials as Topic
,
Arthrometry, Articular
pp.53-56
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017306979
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
橈骨遠位端骨折52例(男性13例、女性39例、平均年齢64.0歳)を対象に、術後の手指屈曲位固定による手浮腫の予防効果について検討した。その結果、手の浮腫は軽度が12例、中等度が12例であった。MP関節のROMは良が6例、可が10例、不可が8例と良好であった。手指屈曲位固定は指、手背、手関節の周径の増悪も少なく、効果的な予防法と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2017