問題点の検討
一次医療における慢性腰痛 連続visual analogue scale表示システムを用いた分析
高橋 弦
1
1山王整形クリニック
キーワード:
神経ブロック
,
注射
,
鎮痛剤
,
疼痛測定
,
経口投与
,
経皮投与
,
プライマリヘルスケア
,
分類
,
腰痛
,
理学療法
,
患者の満足度
,
治療成績
,
統計的データ解釈
,
静脈内注射
,
トリガーポイント
,
視覚アナログ尺度
,
慢性疼痛
,
患者アウトカム評価
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Administration, Oral
,
Analgesics
,
Data Interpretation, Statistical
,
Classification
,
Injections
,
Injections, Intravenous
,
Nerve Block
,
Pain Measurement
,
Primary Health Care
,
Treatment Outcome
,
Low Back Pain
,
Patient Satisfaction
,
Physical Therapy Modalities
,
Chronic Pain
,
Trigger Points
,
Patient Outcome Assessment
,
Visual Analog Scale
pp.43-49
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2015150428
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当院で開発した山王整形クリニック視覚的疼痛尺度記録表示システム(SOC-VAS)を用いた連続的VAS記録と治療に対する満足度について分析した。対象は、初診後3ヵ月以上通院し慢性腰痛と診断された42例とした。治療は薬物療法と理学療法を主体に行い、通院期間は4ヵ月台が最も多かった。SOC-VASによるVAS記録回数は10回台が最も多く、最終再診時における治療に対する評価はC1(不変であるが満足)が22例(52.4%)と過半数を占めていた。以上より、当院の慢性腰痛患者の過半数は、VASが変化しないにも関わらず薬物療法と理学療法を主体とした治療に満足していることが明らかとなった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015