発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012156574
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膝蓋骨疲労骨折に対し低出力超音波パルス(LIPUS)を用いて保存的治療を行った4例4膝(男、平均17歳)の成績を報告した。スポーツ種目はサッカー2例、ボクシング1例、バスケットボール1例であった。X線とMRIで膝蓋骨疲労骨折を確認した後、ダッシュ・ジャンプを制限し、LIPUS導入後は痛みのない範囲で運動を許可した。全例転位はなく、圧痛は2~4週で消失した。疼痛の緩和と共に徐々にスポーツ活動を許可し、平均3.2ヵ月で復帰した。X線上の骨癒合は平均4ヵ月を要した。1例1膝はスポーツ復帰後1.5年で再発し、再度LIPUSを使用した。
©Nankodo Co., Ltd., 2012