発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006128151
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63歳女.高血圧と糖尿病の加療中に特に誘因なく両側臀部痛が出現し,近医にて変形性股関節症として非ステロイド性抗炎症薬を処方されたが効果がなく,精査加療目的で入院となった.LDH 897IU/l,CRP 5.4mg/dlと高値を示し,右鼠径部にリンパ節を触知し,単純X線所見では異常を認めなかったが,ガリウムシンチグラフィーにて両側の腸骨と大腿骨近位に異常集積像を認め,リンパ節性検にて悪性リンパ腫と診断し,化学療法を施行したが,約1年後に死亡した
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