悪性リンパ腫診療update in 2008 最新のエビデンスに基づく診断と治療
悪性リンパ腫と闘う 治癒を目指すために必要な治療手段 悪性リンパ腫に対する化学療法 臨床医に求められる基礎知識
照井 康仁
1
1癌研究会有明病院 化学療法科・血液腫瘍科
キーワード:
Hodgkin病
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍多剤併用療法
,
リンパ腫-非Hodgkin
,
Rituximab
,
ABVD Protocol
,
CHOP Protocol
Keyword:
Rituximab
,
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Hodgkin Disease
,
Lymphoma, Non-Hodgkin
,
ABVD Protocol
,
VAP-cyclo Protocol
pp.271-274
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008287679
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Hodgkinリンパ腫の標準療法はABVD療法である。高悪性度悪性リンパ腫以外で、CD20陽性B細胞型リンパ腫を除くリンパ腫の外来治療ではCHOP療法が用いられる。rituximabはCD20陽性B細胞型非Hodgkinリンパ腫治療に承認され、年8回までの投与が認められている。CHOP療法、ICE療法、DHAP療法など、ほとんどの化学療法との併用で効果増強が報告されている。first lineとして行われる標準療法はR-CHOP療法である。再発時には、さまざまなサルベージ療法が用いられることになる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008