発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006040977
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12歳男児.両環指短縮症に対する一期的延長手術を目的に受診した.単純X線正面像では両側第4中手骨の短縮と骨端線の閉鎖を認めた.骨長は両側ともに38mmであり,第5中手骨に比べて右が16mm,左が18mm短縮していた.第4中手骨に対し,腸骨移植を併用した一期的骨延長術を行った.なお,切開線をより目立たなくするために,Langer皮線割線の方向に沿った背側横皮切により侵入した.両側とも術後4週間で仮骨が形成され,8週後には骨癒合を得た.また,右側で11mm,左側で14mmの延長が得られた.術後瘢痕も目立たず,整容的にも患者の満足を得られた
©Nankodo Co., Ltd., 2005