発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004156775
- 有料閲覧
- 文献概要
腰痛郡と健常郡で腹腔外圧について男女別に比較試験を行った.腰痛発症以来3ヵ月以上経過し,単純X線像上変性所見を認めなかった患者の中で臀部に圧痛がなく,不肢伸展挙上テストが陰性の71例(男29例,平均43.5±15.1歳)を腰痛群とした.軽微な指や足の外傷で受診した患者のうち,最近10年間に腰痛を経験してない47例(男15例,平均44.4±14.8歳)を健常群とした.両群間で年齢,身長,体重に有意差はなく,男女どちらも腹腔外圧は健常群に比べて腰痛群で有意に低く,腹腔外圧と罹病期間や重症度指数とのあいだに有意な相関性はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2003