発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003165690
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53歳男.L4辷り症による坐骨神経痛のため他院入院していたが手術目的で来院した.腰椎後方除圧固定術を施行し,術後10日後ショック状態で意識消失した.発症後7時間で心室細動を起し電気的除細動を施行した.肺血管造影で両側肺動脈本幹に血栓を認め,致死的肺塞栓症と診断した.ただちに血栓溶解薬(PPA製剤)を投与して血栓を吸引した.検査後,胸部不快は消失し,ヘパリン 20000単位を維持量として2日間投与した.抗凝固薬,抗血小板薬を内服しながら術後17日にリハビリテーションを開始した
©Nankodo Co., Ltd., 2003