発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003025900
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仙骨脊索腫手術例8例を調査し,手術法と予後,患肢機能,膀胱直腸障害の関係を検討した.その結果,局所再発は4例(50%)で仙骨切断を行った6例では,腫瘍がS2レベルより近位まで進展していた3例全例で再発があった.累積生存率は5年でプラトーとなり,その値は66.7%と生命予後は比較的良好であった.無病生存4例,有病生存2例で,腫瘍死2例は仙骨切断の再発例であった.合併症の有無が確認できたのは7例で,そのうち2例(28.6%)に合併症が認められた.いずれも前後合併手術の症例であった.代表的症例を提示した
©Nankodo Co., Ltd., 2002