発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002170164
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55歳男.症例は長期透析患者で,両足関節と両膝関節の疼痛を主訴とした.臨床検査所見でCRPの高値を認め,X線像では膝関節に関節列隙の狭小化がみられ,右頸骨近位端外側には骨嚢胞がみられた.関節鏡で膝関節内の滑膜にアミロイド骨関節症を思わせる樹枝状の高度な増生を認めた.抗リウマチ薬により症状の改善がみられ,膝の滑膜切除によって多関節炎は軽快した.病理組織学的検査で,アミロイド骨関節症と確定診断した
©Nankodo Co., Ltd., 2002