発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002076162
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感染症と診断され,手術加療を行った80例(男55例,女25例)を対象に,感染部位はじめ起炎菌,感染経路,ならびに背景因子と治療との関連について検討した.その結果,整形外科領域での感染症は外因性,特に医原性の感染が多く,また表皮ブドウ球菌などの常在菌にも薬剤耐性菌が高頻度でみられており,糖尿病や閉塞性動脈硬化症などの合併症も多かった.さらにグラム陰性悍菌や真菌などの日和見感染がcompromised hostに多く,若年者ではアトピー皮膚炎が感染症の背景因子になっていることがわかった
©Nankodo Co., Ltd., 2001