発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001250333
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神経根障害で手術を行った腰椎分離･分離すべり症22例に対し,神経根造影前後像と手術所見より神経根圧迫部位の比較検討を行った.その結果,神経根造影前後像から推定された圧迫部位と,手術所見により確認できた圧迫部位とは必ずしも一致していないことが判明した.神経根造影前後像では単一箇所での異常と読影された症例のうち,手術所見では複数部位での圧迫を認めた症例が15例中2例に存在した.神経根造影前後像で単一箇所での異常を呈していても,複数部位での神経根圧迫が存在する可能性に留意する必要があると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001
