便失禁の治療-診療ガイドラインの解説を含めて
便失禁の治療 仙骨神経刺激療法
吉岡 和彦
1
,
中谷 和義
,
徳原 克治
,
權 雅憲
1関西医科大学総合医療センター 外科
キーワード:
術後合併症
,
電気刺激療法
,
便失禁
,
腰仙骨神経叢
,
治療成績
,
人工器官移植
,
禁忌(治療)
,
植込み型神経刺激装置
Keyword:
Electric Stimulation Therapy
,
Fecal Incontinence
,
Lumbosacral Plexus
,
Postoperative Complications
,
Treatment Outcome
,
Prosthesis Implantation
,
Implantable Neurostimulators
pp.233-237
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017135883
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2014年4月より便失禁に対する仙骨神経刺激療法は,本邦において保険収載され,今回の便失禁診療ガイドラインにおいても外科的治療法の一つとして位置づけられた.この治療の利点は,一時的な体外刺激装置を用いて刺激効果の有無を刺激装置の埋め込み前に判定できることと,従来行われてきた外科的治療に比べれば低侵襲といえることである.すでに本邦での治験とその後の症例の蓄積から,この治療法の効果と安全性が確認されている.
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