便失禁の治療-診療ガイドラインの解説を含めて
便失禁診療ガイドライン作成の時代的背景と概要
前田 耕太郎
1
,
小出 欣和
,
勝野 秀稔
1藤田保健衛生大学 下部消化管外科
キーワード:
電気刺激療法
,
便失禁
,
腰仙骨神経叢
,
EBM
,
診療ガイドライン
Keyword:
Electric Stimulation Therapy
,
Fecal Incontinence
,
Lumbosacral Plexus
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.207-211
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017135878
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便失禁は患者の生活の質(QOL)に大きく影響する疾患であるが,これまで診断や治療に関して指針となるべきものがほとんどなかった.今回専門医のみならず,内科・外科を含めた一般の医師および看護師を対象に,日本大腸肛門病学会の便失禁診療ガイドライン委員会により便失禁診療のガイドラインが作成され,日本大腸肛門病学会より発刊された.本稿では便失禁診療ガイドライン作成の時代的背景と概要について概説した.
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