体腔鏡下上部消化管手術 体腔鏡下食道癌手術 その他
逆流性食道炎
片田 夏也
1
,
森谷 宏光
,
三重野 浩朗
,
細田 桂
,
山下 継史
,
渡邊 昌彦
1北里大学 外科
キーワード:
食道炎-逆流性
,
食道裂孔ヘルニア
,
腹腔鏡法
,
縫合法
,
胃底皺襞形成術
,
短胃動脈
Keyword:
Esophagitis, Peptic
,
Hernia, Hiatal
,
Laparoscopy
,
Suture Techniques
,
Fundoplication
pp.805-811
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015275228
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腹腔鏡下逆流防止手術の根幹は破綻した逆流防止機構の再建にあり,腹部食道の露出,胃穹窿部の授動,食道裂孔の縫縮,噴門形成術の4つの要素により構成される.噴門形成術の代表的な方法として,Nissen法(全周性)とToupet法(後方約3/4周性)の2種類があげられる.両者の比較では,逆流防止効果はほぼ同等で,術後の嚥下困難は同等かToupet法に少ないため,Toupet法のほうが優れているとの見解が優勢である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015