骨盤臓器脱診断・治療のすべて
骨盤臓器脱に対するダイナミックMRI
豊原 敏光
1
,
鍋山 健太郎
,
伊藤 雅世
1福西会病院 大腸肛門病センター
キーワード:
MRI
,
骨盤内臓器脱
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Pelvic Organ Prolapse
pp.586-591
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014215138
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2010年より直腸脱の病態評価や骨盤底機能異常が疑われる排便障害の患者の診断にダイナミックMRI検査を行ってきた.1回の検査で同時に骨盤臓器脱,排便機能,骨盤底構造について情報が得られる利点は大きい.ダイナミックMRIは,直腸脱の術式の選択や,潜在した高齢者女性の骨盤底機能異常を診断するのに有用であった.今後低侵襲性の本検査が広まっていくことを期待し,実際の方法と症例を報告する.
©Nankodo Co., Ltd., 2014