必見!アッペのすべて-疫学・診断から単孔式内視鏡手術まで
虫垂炎の外科治療 最近の動向
永井 雄三
1
,
清松 知充
,
渡邉 聡明
1東京大学 腫瘍外科
キーワード:
超音波診断
,
虫垂炎
,
虫垂切除
,
腹腔鏡法
,
年齢分布
,
腹部CT
Keyword:
Appendectomy
,
Appendicitis
,
Laparoscopy
,
Ultrasonography
,
Age Distribution
pp.571-575
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013213758
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急性虫垂炎はもっとも頻度の高い急性腹症であるが,本邦では減少傾向にある.長年にわたり診断には理学的所見が重視され,また緊急開腹手術が標準的治療として行われてきたが,近年,画像機器の精度向上,抗生物質の開発や腹腔鏡手術の普及に伴い,診断や治療の面で大きな変化がみられる.また,重症例においては待機的手術であるinterval appendectomyが注目されている.疫学的事項をふまえ,虫垂炎の外科治療における最近の動向について概説した.
©Nankodo Co., Ltd., 2013